TMS型エアセパレータ(Two motor type エアセパレータ)は、主としてセメント、珪砂、消石灰、粘土などの分級に使用されている乾式分級機です。循環旋回気流を利用して効率的に分粒・分級し、遠心力の利用で多量の処理が可能であります。
また、2台のモータで主翼と補助翼を別々に駆動するので、運転中に製品粒度の調節が容易にできます。
外筒ケーシングと内筒ケーシングの二重ケーシングに、同心回転する中空軸と中心軸に取付けております。
主翼は中空軸に、補助翼と分散盤は中心軸を取付けて、それぞれ別のモータで回転します。主翼の回転による循環気流は、内筒ケーシング内で上昇気流となります。原料はエアスライドなどによって直接分散盤上にフィードされ、遠心力で分散されます。微粉部分は、循環気流に乗って外筒ケーシングに沿って下方に運ばれ、微粉出口から排出されます。
粗粉は、内筒ケーシング内を気流で洗われながら沈降し、粗粉出口から排出されます。TMS型エアセパレータはこのように主翼と補助翼が別々のモータで回転し、補助翼側には可変速モータを取付け、補助翼の回転数の調整で操業中に製品粒度が調整できます。
原料名・投入量t/h・温度・粒度分布・真比重・嵩比重・水分(普通一般的に1%以下)
分級点(μm又はブレーン)・許容粗混入率%・成品出口に於ける御希望温度
電圧・周波数
組合せ粉砕機の種類、大きさ、空冷ダクトop.の必要有無