棒環列によって衝撃力と
剪断力により粉砕ディスインテグレータ
剪断力により粉砕ディスインテグレータ
用途
- 石灰石、石炭、コークス、石膏等の処理
- 魚介類の骨、穀物類の処理
- 汚泥等ケーキの解砕
- 塩、糖等の解砕
構造
ディスインテグレータは、別名ケージミルとも呼ばれます。
破砕部は2~3列の棒環列を円板に取り付けたケージが2つ、向かい合わせで重なる様に配置され、合計4~6列の棒環列となります。
重なった2つのケージをそれぞれ相反する方向に回転する事により、複数の棒環列が互い違いに回ります。
原料は投入用シュートからケージの内側中央に投入され、ケージの回転による遠心力で外側へ飛ばされながら棒環列の間を通過します。
棒環列を通過する際、塊状の原料は衝撃力と剪断力により粉砕され、本体の下から排出されます。
棒環列の周速は外側ほど大きく、従って原料に加わる衝撃力と剪断力は外周ほど大きくなります。
特長
- 右図のように交互に反対方向に回転する4~6段の棒環列から成り立っています。
- 解砕棒の数は外の環程多く、間隔も狭くしてあります。
- 粉砕物は過粉砕されることなく排出されます。
- 回転棒環列は外環列と内環列が分解できる構造の為、掃除が簡単です。
- 凝固した塊状物の粉砕に最適です。
能力表
型式 | 外径直径 mm | 電動機 kW | 概略原料寸法 | 解砕能力 kg/h | 概略機械重量 kg |
30 | 300 | 1.5~3.7 | 15mm | 100~500 | 250 |
50 | 500 | 3.7~7.5 | 20mm | 300~3000 | 1,250 |
60 | 600 | 5.5~15 | 20mm | 500~5,000 | 1,500 |
75 | 750 | 7.5~22 | 25mm | 750~8,000 | 2,400 |
90 | 900 | 11~37 | 25mm | 1,000~12,000 | 3,000 |
100 | 1,000 | 15~55 | 30mm | 1,500~15,000 | 3,600 |
120 | 1,200 | 22~90 | 35mm | 2,500~25,000 | 4,000 |
150 | 1,500 | 30~150 | 35mm | 3,000~30,000 | 6,000 |