高速回転するハンマで粉砕スイングハンマミル
概要
本機は衝撃式粉砕機です。原料は高速回転するハンマの軌跡上に投入され、まず衝撃力で粉砕され、更に剪断力で破砕されます。軟質から中硬質まで多様な原料を粉砕でき、製品粒度の調整が容易であり、メンテナンスが簡単な、非常に使いやすい粉砕機です。
用途
- 各種鉱石（石炭、石灰石）などの処理
- 焼却灰、スラグなどの処理
構造
水平ロータにハンマを取りつけ、下部ケーシングに整粒のためのスクリーンを備えた機構です。粉砕室に投入された原料は高速で回転するハンマにより衝撃粉砕され、更に剪断破砕されます。
特長
- 構造が簡単で竪牢であり、効率よく粉砕し、粉砕比が大きく取れます。
- スクリーン間隔と回転数の調整で、製品粒度が制御できます。
- 摩擦部品の交換が容易にできます。
能力表
スイングハンマミル 能力表と処理能力（例）
| 型式 | 投入口 mm | 電動機 kW | 概略機械重量 kg | 処理能力t/h（例）スクリーン間隔25㎜の場合 | ||
| 石灰石 | ||||||
| AHM-1206 | 150×150 | 2.2〜3.7 | 200 | 〜0.2 | ||
| AHM-1508 | 200×200 | 5.5〜7.5 | 550 | 〜2 | ||
| AHM-2012 | 200×300 | 11〜15 | 1,000 | 〜4 | ||
| AHM-2418 | 200×450 | 18.5〜22 | 1,450 | 〜6 | ||
| AHM-3024 | 250×600 | 30〜37 | 2,250 | 〜8 | ||
| AHM-3624 | 300×600 | 45〜55 | 3,200 | 〜16 | ||
| AHM-4230 | 400×750 | 75〜90 | 8,000 | 〜30 | ||
