株式会社増野製作所

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回転しているローラと
ブルリングの間で粉砕
MSローラミル
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MSローラミル

概要

本機は乾式微粉砕機として広く使用されたものです。
本装置は、粉砕、分級を併用したものです。
各機種共、ハイサイド型、ローサイド型があり、粉砕粒度、能力に応じて各種原料の粉砕に使用可能です。

用途

  • 石灰石、消石灰、生石灰、石膏、ドロマイト、タルク、クレー、ベントナイト、酸性白土、ゼオライト、バライト、活性炭、ピッチコークス、珪砂、粘土等
  • アルミ、亜鉛、銅、真鍮のスラグ等を金属粉と灰分の分離及び回収等

構造

供給機からミル本体へ送り込まれた原料がプラウ①によって原料が掻き挙げられ、次いで回転するロール②と固定されたブルリング③の間で粉砕されます。その後、粉砕された粒子はミル内部の風によって吹き上げられます。ハイサイド型分級機においては、内部の羽根④の回転数を調整することで所望の粒度を持つ微粉を製造することが可能です。一方で、ローサイド型は主に粗粉の生産に用いられる粉砕機として使用でき、金属溶解スラグの再生処理工程の使用など特殊用途への適用が可能です。

構造

特長

  • ハイサイド型MSローラミルは150μm 80% ~45μm 99%通過程度迄の広い範囲の微粉砕に適用可能です。
  • 装置内部は全て負圧で運転しますので、粉塵の発生は一切ありません。

能力表

型式 内 容 電動機 kW 概略粉砕能力 t/h(石灰石)
ブルリング ローラ ミル本体 ファン 分級機2段 45μm99% 75μm85% 500μm
MS-24 610mm 3本 5.5〜11 5.5〜11 1.5〜2.2 0.4 0.7 1.2
MS-30 760mm 3本 15〜19 7.5〜15 2.2〜3.7 0.8 1.4 2.3
MS-36 920mm 3本 30〜40 22〜30 3.7〜7.5 1.6 2.8 4.5
MS-50 1,270mm 4本 55〜75 45〜55 11〜15 3.5 6.0 10.0
MS-60 1,550mm 5本 110〜150 110〜132 22〜30 7.0 12.0 20.0
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