空気の高速渦流による圧力変動で
高周波振動させて気流粉砕ニューミクロ
シクロマット
高周波振動させて気流粉砕ニューミクロ
シクロマット
概要
本機は空気の高速過流による圧力変動で原料を高周波振動させて原料を自己破砕させる装置です。本機はロータの回転数や吸引空気量などの調整により目的の粒度が得られ、高性能を発揮します。
用途
- 植物・食料品の粉砕
米、米ぬか、茶葉、小麦、そばの実、脱皮大豆、もみ殻、鰹節、魚の骨、海藻類、乾燥野菜果実、各種加工食品、香料、健康食品、笹、木の実、紙等 - プラスチックの粉砕
ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等 - 鉱産物の粉砕
石灰石、ボーキサイト、二酸化マンガン、タンカル、雲母、黒鉛、白土、タルク等 - 化学製品の粉砕
カーボン、ステアリン酸、フェライト等
構造
図1に示した構造のとおり、上下軸に支えられた1組の高速回転体と特殊形状のライナ①、それを取り付けたケーシング②、原料の供給口③、ベット④、下段より多量の空気を粉砕室に供給する下部ファン⑤、無数の高速気流を発生させるロータ⑥、粉砕物を機外に排出する上部ファン⑦で構成しています。
特長
- 気流粉砕の為、温度上昇が少ない。
- 金属同士の衝突や摺動部が無いので金属粉が混入しない。
- 粒度調整は回転数や吸引空気量などの調整により容易にできる。
- 容易にケーシングを開閉でき内部の掃除が簡単にできる。
- 機械的に粉砕困難な延展性の原料も粉砕できる。
- 離れた位置の原料を自己吸引し、製品を自己搬送できる。
能力表
型式 | 本体外径 mm | 投入口寸法 mm | 電動機 kW | 発生風量 ㎥/min | 能力 kg/h | 概略機械重量 kg |
MCM-3 | 280 | 20×70 | 5.5 | ~3 | 3~100 | 250 |
MCM-5 | 390 | 30×80 | 11~15 | ~5 | 7~250 | 1,100 |
MCM-15 | 680 | 50×100 | 30~37 | ~15 | 15~600 | 1,500 |
MCM-30 | 850 | 60×160 | 55 | ~30 | 20~900 | 3,800 |
MCM-50 | 1,000 | 70×230 | 90~110 | ~50 | 40~1,500 | 4,500 |
(注)発生風量は本機回転数により変わります。
能力は原料の種類・性質・粒度および粉砕目標粒子径により大幅に異なります。