空気の高速渦流による圧力変動で
高周波振動させて気流粉砕ニューミクロ
シクロマット
高周波振動させて気流粉砕ニューミクロ
シクロマット

概要
空気の高速渦流による圧力変動で原料を高周波振動させて自己破壊させる製品です。
ロータの回転数や吸引空気量などの調整が可能です。
目的
- リサイクルする
- 微粉砕
- 砕く
- 減容する
構造
上下軸に支えられた1組の高速回転体と特殊形状のライナ張りしたケーシング、原料の供給口、ベッドにより構成されています。高速回転体は下段より多量の空気を粉砕室に供給する下部ファン、無数の高速空気渦流を発生させるロータ、粉砕物を機外に排出する上部ファンにより構成されています。
特長
- 気流粉砕のため、温度上昇が少ないです。
- 金属同士の衝突や摺動部が存在しないため、金属粉が混入しません。
- 粒度調整は回転数や吸引空気量の調整により可能です。
- 開閉可能なケーシングで、内部清掃が容易です。
- 熱風乾燥粉砕、冷風冷却粉砕が可能です。
- 機械的に粉砕困難な延展性の原料も粉砕できます。
- 離れた位置の原料を自動吸引し、製品の自動搬送ができます。
用途
- 米、米ぬか、小麦、穀物の実・皮、大豆及び大豆粕、茶葉、乾魚、骨、海藻類、乾燥野菜果実、各種加工食品、健康食品、香料等の植物・食料品の粉砕熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等のプラスチックの粉砕
- クレー、カオリン、バライト、ボーキサイト、二酸化マンガン、石灰石、タンカル、 雲母、黒鉛、白土、タルク等の鉱産物の粉砕
- カーボン、ゴム用促進剤、ニカワ、ゼラチン、ステアリン酸、フェライト、鉛丹、顔料等の化学製品の粉砕
主仕様
型式 | 粉砕室径 mm | 電動機 kW | 発生風量 ㎥/min | 能力 kg/h |
MCM-3 | 280 | 2.2~5.5 | 6~1.5 | 3~100 |
MCM-5 | 390 | 7.5~11 | 12~3 | 10~300 |
MCM-15 | 680 | 22~30 | 21~6 | 40~1000 |
MCM-50 | 1000 | 50~110 | 50~13 | 120~3500 |
MCM-100 | 1390 | 110~220 | 100~25 | 300~10000 |
(注)発生風量は本機回転数により変わる数値です。
能力は原料の種類・性質・粒度および粉砕目標粒子径により大幅に異なります。