回転しているローラと
ブルリングの間で粉砕MSローラミル
ブルリングの間で粉砕MSローラミル

概要
粉砕、分級、空気輸送を併用した製品です。
熱風発生装置を付ける事により、粉砕、乾燥を同時に行う事ができます。
各機種共、ハイサイド型、ローサイド型があり、粉砕粒度、能力に応じて各種原料の粉砕に使用可能です。
目的
- リサイクルする
- 微粉砕
- 砕く
- 減容する
構造及び原理
供給機よりミル本体に送られる原料はプラウにより掻き上げられ、懸垂されて回転しているローラと、ミル内壁に固定されているブルリングの間で粉砕され、ミル下部よりの風に乗って吹き上げられます。
ハイサイド型分級機は内部の羽根の回転数の調整により、一定の希望粒度の微粉を生産可能です。
ローサイド型の場合は一般に粗粉生産の粉砕用として使用されます。
装置は開回路と閉回路の2種類のフローがあり、用途により選定いたします。
特長
- ハイサイド型MSローラミルは150μm 80%〜30μm 99%通過程度迄の広い範囲の微粉砕が可能です。
- 熱風装置を付加する事により、付着水分5~10%位の原料の乾燥と同時に粉砕することが出来るため、ドライヤが不要です。
- 装置内部は全て負圧で運転しますので、粉塵の発生は一切有りません。
用途
- 石灰石、消石灰、生石灰、石膏、ドロマイト、タルク、カオリン、クレー、ベントナイト、酸性白土、ゼオライト、バライト、イオウ、黒煙、活性炭、ピッチコークス、二酸化チタン、ガラス屑、珪砂、粘土、その他あらゆる鉱産物の粉砕
- その他特殊用途としてアルミ、亜鉛、銅、真鍮等の金属溶解スラグの再生処理工程に使用して、金属分と灰分の粉砕分離回収
主仕様
型式 | 内 容 | モータ kW | 概略粉砕能力 t/h(石灰石) | |||||
ブルリング | ローラ | ミル本体 | ファン | 分級機2段 | 45μm99% | 75μm85% | 500μm | |
MS-24 | 610mm | 3本 | 5.5〜11 | 5.5〜11 | 1.5〜2.2 | 0.4 | 0.7 | 1.2 |
MS-30 | 760mm | 3本 | 15〜19 | 7.5〜15 | 2.2〜3.7 | 0.8 | 1.4 | 2.3 |
MS-36 | 920mm | 3本 | 30〜40 | 22〜30 | 3.7〜7.5 | 1.6 | 2.8 | 4.5 |
MS-50 | 1270mm | 4本 | 55〜75 | 45〜55 | 11〜15 | 3.5 | 6.0 | 10.0 |
MS-60 | 1550mm | 5本 | 110〜150 | 110〜132 | 22〜30 | 7.0 | 12.0 | 20.0 |
MS-66 | 1680mm | 6本 | 132〜175 | 132〜175 | 30〜45 | 14.0 | 25.0 | 40.0 |